足裏分析3

【温度・湿度】
その相当反射区がはどこなのか、部位もよく観察してください。また、クライアント自身が思っている「自覚」と、セラピストが触れる「他覚」との相違がないか確認しましょう。相違がある場合は、自律神経失調の状態にあることが予測されます。チェックするときは、手の甲で触るのがコツです。

『温度』
熱い⇒何かが過剰(赤)。炎症。
冷たい⇒循環の停滞。

『湿度』
乾燥⇒慢性的なアンバランス。長い間投薬を受けている場合に多い。慢性疲労。腎機能のアンバランス。
湿っている⇒水分出納のアンバランス。不安を抱えている。緊張が強い時。

【匂い】
汗をかいたり同じ靴を長く履いていれば、誰でも足は臭うと思われがちです。しかし実は足の匂いは体調を教えてくれる大切なサイン。その種類にも色々あるのです。ですから、先に足浴をして重要なヒントを洗い流してしまうのはもったいない!
あまり近づくのではなく、足から20㎝ほど離れた所でも臭ってくる匂いをチェックしてみて下さい。また、一つの匂いだけでなく混ざっていることもあります。最初は感じなくても施療中に臭ってくる場合もあります。

『すっぱい匂い』
緊張感が強い。水分のアンバランス。

『乾燥した便のような匂い』
肺、皮膚系のアンバランス。たばこの吸いすぎなど。

『チーズのような発酵臭』
爪の中や爪の脇に古い皮膚が溜まっているとき。つまりお手入れ不足。

『ゴムが焼けたような匂い』
イライラ。精神的な鬱積。

『腐った濡れ雑巾のような匂い』
大腸系のアンバランス。

『砂糖を焦がしたような甘い匂い』(カルメ焼きのような匂い)
脾臓、膵臓などのアンバランス。糖尿病の疑いも。

【皮むけ・白癬】
皮むけ・白癬は、出現している反射区の相当臓器や器官の免疫力が落ちていたり、その部分の疲労などを放置した結果、身体全体の免疫力を落としてしまったと考えます。特に湧泉周辺だけに皮むけが見られる時は、充分に注意のこと。
・親指の腹の小さな皮むけは、頭の免疫力低下ではなく、焦りや隠し事がある時が考えられます。