無理な食事制限はNG2

アルコールに関しては、ピールやワインには糖質が多く含まれているため、血糖値を上げてしまいます。さらに糖質を分解、燃焼させるには肝臓が働く必要があるのですが、アルコールの分解にも肝臓が使われます。
つまり、アルコールを飲むことで肝臓の働きがアルコールの分解に忙しくなってしまい、ダイエットのために働く余裕がなくなってしまうため、食事制限ダイエット中は、お酒は飲まないほうがいいでしょう。
どうしてもという場合は、ウイスキーなどの糖質の少ないお酒を選びましょう。

食事制限をすることで脂肪を燃やしやすくなっているので、激しい運動は必要ありませんが、食事だけ、運動だけで痩せることは非常に難しく、理想的な食事と運動のバランスを保つことが重要です。

ダイエット中に訪れる「停滞期」、それまでは体重が落ちていたのに、突然体重が減らなくなる停滞期がくることがあります。この停滞期にダイエットを挫折する人が一番多いと言われています。頑張っていても、体重が全く減らないとテンションが下がりますよね。極端な体重変化がある場合には特に起こりやすい現象ですが、じっくり耐えていれば、体重はまた減りはじめます。
この停滞期は、ホメオスタシス機能とよばれる恒常性維持機能のことで、急激な変化に対抗して身体が元の形へ修復しようとする働きによるものです。つまりこれは、人間が生きていくために身体に備わっている大切な機能で、餓死状態に陥り身体にためておいたエネルギー源が減ると、エネルギーを消費しないように脳内が倹約モードに切り替わります。脳内が倹約モードに切り替わることで、身体の栄養状態を保とうとします。
脳内の倹約モードのスイッチは、一ヵ月に体重の5%以上を減量するとオンになり、停滞期に突入します。
ダイエット中の停滞期をなくし、リバウンドしないようにするためには、一ヵ月に体重の5%の減量という計算でダイエット計画を立てましょう。

普段運動をしない人でも、少しの心がけでカロリー消費を上げることができます。常に姿勢を意識することによって腹筋と背筋を鍛えることができます。ねこ背はリンパの流れが悪くなって代謝が下がってしまうので、気を付けましょう。

朝の白湯もオススメです。身体を温めてくれるので、基礎代謝を上げてくれる効果が期待できます。

睡眠不足になると、食欲を増やす「グレリン」というホルモンが出てしまうので、ダイエットによくありません。質の良い睡眠はリラックス効果があり、7時間半~8時間眠ることによって脂肪燃焼効果がアップします。

マッサージもダイエットに効果的です。お腹、ふくらはぎ、太ももなどのむくんでいる身体の部分をお風呂でマッサージすることによって、リンパ液と一緒に老廃物が流れ、体脂肪が燃焼されやすくなります。

ただし、運動をして汗をかいたら「すぐにお風呂に入って汗を流したい」と思いますが、運動を開始して約20分くらい経過すると脂肪が燃焼しはじめ、運動を終えた後でも約30分間は脂肪燃焼効果は継続されています。しかし、運動直後にお風呂に入り身体を温めることによって、脂肪分解の働きが低下してしまい、脂肪が効率よく燃焼されなくなってしまいます。
そのため、運動後にすぐ入浴することは控えたほうがいいでしょう。ただ、どうしても汗をかいて気持ち悪いという人は、お湯の温度を38度以下に設定して入浴しましょう。38度以下の温度のお湯であれば、脂肪燃焼効果は持続してくれます。